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社内インターネット回線の通信速度とは|目安と測定方法を解説

社内インターネット回線の通信速度とは|目安と測定方法を解説

社内のインターネット回線につながりにくい、通信速度が遅いといったお悩みを抱える企業さまも少なくありません。例えば、「ZoomやTeamsなどのオンライン会議が不安定になる」「普段はテレワーク中心だが、全員出社すると通信速度が遅くなる」「社内の場所によってインターネットの接続状況が不安定になる」など、さまざまなケースがあり、原因も複雑です。

この記事では、社内のインターネット環境が安定するとされる通信速度の目安や、簡単に行える測定方法について分かりやすく解説します。

目次

  1. 社内インターネット回線|通信速度を表す単位
  2. 社内インターネット回線|通信速度の目安
  3. 社内インターネット回線|通信速度の測定方法
  4. まとめ

インターネット回線の通信速度の目安とされている単位は複数あります。ここでは、それぞれ何に対する単位なのか、詳しく解説します。

【bps(ビーピーエス)】

bps(bit per secondの略)は、1秒間に転送できるデータ量(ビット数)を表す単位です。数値が大きいほど通信速度が速く、大きなデータも短時間で送受信できます。

bpsには、Kbps・Mbps・Gbpsの3つの単位があります。
一般的に、インターネット回線のスペックやWi-Fiの対応速度を表す際に用いられています。

・Kbps(キロビーピーエス)=1,000bps
・Mbps(メガビーピーエス)=1,000Kbps
・Gbps(ギガビーピーエス)=1,000Mbps

【上り/下り】

インターネット回線の速度には、「上り(アップロード)」と「下り(ダウンロード)」という2つの方向があります。
上りは、自分の端末からインターネット上にデータを送信する速度を指し、上り速度が速いほどアップロードにかかる時間が短くなります。
下りは、インターネット上から自分の端末にデータを受信する速度を指し、下り速度が速いほどダウンロードにかかる時間が短く、高画質な動画も安定して視聴できます。

<上り/下りの例>
・上り(アップロード):メール送信、SNSや動画投稿、ファイルのアップロードなど
・下り(ダウンロード):WebサイトやSNSの閲覧、動画視聴、アプリや画像のダウンロードなど
・上り/下り(双方向通信):テレビ電話、オンライン会議(ZoomやTeamsなど)

【ping(ピン・ピング)】応答速度

pingとは、ネットワーク上でデータを送信してから応答が返ってくるまでの時間(応答速度)を示す数値のことです。「Packet INternet Groper」と呼ばれるコマンドに由来しており、応答にかかる時間はミリ秒(ms)単位で表されます。数値が小さいほど応答が速く、通信の遅延が少ないことを意味します。ping値は、Webサイトの閲覧などへの影響は小さいですが、オンライン会議や無料通話アプリ、オンラインゲームなどのリアルタイム通信を快適に利用するためには、低い値が望ましいとされています。

ここでは、快適で安定したインターネット環境を実現するために必要な通信速度の目安について、「bps」「上り/下り」「ping」の3つの観点からそれぞれ解説します。

「bps」「上り/下り」の目安

利用用途目安の推奨速度上り/下り
Webサイトの閲覧 1~10Mbps下り
メール送受信1~3Mbps上り/下り
Web会議10~30Mbps上り/下り
動画視聴5〜30Mbps下り
オンラインゲーム30~100Mbps以上下り

【Webサイトの閲覧】
テキスト中心の軽いWebページであれば、1Mbps程度でも十分表示できます。また、画像や動画が多いページや、BGM・アニメーションを含むサイトでは、10Mbps以上あると快適に閲覧することが可能です。

【メール送受信】
メールやチャットアプリ(LINE、Teamsなど)でのやり取りは、128kbps~1Mbps程度でも問題ありません。また、画像や動画ファイルを添付する場合は、3~10Mbps程度あると送受信がスムーズです。

【Web会議】
Web会議では、上り・下りの両方で安定した通信速度が必要です。上り速度が遅い場合は「相手側」で映像や音声が途切れやすくなり、下り速度が遅い場合は「自分側」で映像が止まるなど、接続が不安定になります。そのため、快適に利用するには、上り/下りともに10~30Mbps以上が推奨されています。

【動画視聴】
YoutubeやNetflixなどの動画視聴には、5~30Mbps程度が目安です。YouTubeでは、画像ごとに推奨される通信速度を以下のように公表しています。

・720p(HD画質):2.5Mbps
・1080p(フルHD)   :5Mbps
・4K(超高画質)  :20Mbps
(参照元:YouTubeヘルプ「YouTubeのシステム要件と対応デバイス」

また、テレワークやオンライン授業などの安定性が求められる用途では、25~30Mbps程度の速度があると安心です。

【オンラインゲーム】
プレイするゲームの種類によって必要な速度は異なります。一般的なオンライン対戦ゲームでは30Mbps以上、動きが激しいアクション系やリアルタイム性の高いゲームでは100Mbps以上が推奨されます。
また、速度だけではなくping値が低いことも快適さに大きく影響します。

「ping値」の目安

通信品質ping値の目安利用イメージ
非常に良好15ms以下オンライン会議・ゲームも快適
良好(標準)36~50msSNSやWebサイト閲覧問題なし
多少の遅延51ms~100msメールなど送受信はおおむね問題なし
遅延100ms通話やオンライン会議でラグが発生する可能性が高い

標準的な数値の目安は36ms~50ms前後と言われています。100ms以下であれば、SNSやWebサイトの閲覧などで遅延を感じることはほとんどありません。一方で、オンラインゲームを快適にプレイするには50ms以下、特にアクション系やリアルタイム性の高いゲームでは15ms以下が理想的です。
また、ping値が大きい(応答が遅い)原因は、回線そのものよりもルーターやWi-Fi機器などのネットワーク機器が影響しているケースもあります。

自社のネットワーク環境が十分な通信速度を確保できているか、気になる企業さまも多いのではないでしょうか。
最後に、社内ネットワークの通信速度を正確に把握するための、簡単な測定方法をご紹介します。

通信速度測定サービス①:「Fast.com」

「Fast.comは、Netflixが提供している無料で利用できる通信速度測定サービスです。
サイトを開くだけで自動的に測定が始まり、数秒で結果が表示されます。画面中央に大きく表示される部分は「下り(ダウンロード)」速度の結果です。また、「詳細を表示」をクリックすると、「上り(アップロード)」速度や「ping(レイテンシ)」の値も確認できます。

通信速度測定サービス:「Fast.com」

通信速度測定サービス②:「USENスピードテスト」

「USENスピードテスト」は、株式会社USEN ICT Solutionsが提供する無料の通信速度測定サービスです。同社が運営する法人向けインターネットサービス「USEN GATE 02」の一部機能として提供されており、ブラウザ上で手軽に利用できます。
サイトを開いて「測定開始」をクリックするとテストが始まり、数秒で結果が表示されます。測定結果では、「下り(ダウンロード)」「上り(アップロード)」、および「ping」の値を一画面で確認できます。

通信速度測定サービス:「USENスピードテスト」

通信速度測定サービス③:「Speedtest.net」

「Speedtest.net」は、Ookla,LLC.が提供している無料で利用できる通信速度測定のサービスです。
サイトを開き「GO(または”行く”)」をクリックすると測定が始まり、数秒で結果が表示されます。「下り(ダウンロード)」、「上り(アップロード)」、「ping(レイテンシ)」の値を一画面で確認できます。

通信速度測定サービス:「Speedtest.net」

通信速度測定サイト④:「ネット回線スピードテスト」

「ネット回線スピードテスト」は、ニフティが提供している無料で利用できる通信速度測定のサービスです。
サイトを開き「計測開始」をクリックすると測定が始まり、数秒で結果が表示されます。「下り(ダウンロード)」、「上り(アップロード)」、「ping」の値を一画面で確認できます。

通信速度測定サイト:「ネット回線スピードテスト」

通信速度測定サービスの結果は、通信が混み合う時間帯や曜日によって変動します。また、サービスによっても多少の差が生じる場合があります。そのため、測定は複数回・複数サービスで行い、平均的な速度を確認するのがおすすめです。

社内のインターネット環境が安定するとされる通信速度の目安や、簡単に行える測定方法について分かりやすく解説します。

― 社内インターネット回線|通信速度を表す単位
― 社内インターネット回線|通信速度の目安
― 社内インターネット回線|通信速度の測定方法

社内のインターネット環境が不安定だと、業務の効率低下や社員のストレス増加など、悪循環を招いてしまいます。そのため、一日でも早く通信環境を見直すことが重要です。
まずは社内ネットワークで十分な通信速度が出ているかを確認し、目安に達していない場合は、原因を切り分けて改善を進めましょう。

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